アモバン(ゾピクロン/ドパリール)のジェネリック(後発薬)が効かない？

アモバン(有効成分名：ゾピクロン)のジェネリックが効かない！という声があります

アモバン(ゾピクロン)はフランスのサノフィ社(旧サノフィ・アベンティス社)が開発したシクロピロロン系の睡眠導入剤・睡眠障害改善剤です。

非ベンゾジアゼピン系の超短時間作用型睡眠導入剤であり、サノフィ社から先発薬が出ているほか、後発薬も小林化工、沢井製薬、東和薬品、キョーリンリメディオ、辰巳化学などから多数出ています。

主成分はどの後発薬も先発薬も同じ成分なのですが、患者さんによっては先発薬以外では効きが悪いという人がいます。

なぜでしょうか。

アモバン(ゾピクロン)には先発薬として

アモバン錠7.5	18.3円（7.5mg1錠）	サノフィ
アモバン錠10	20.5円（10mg1錠）	サノフィ

後発薬として

があります。

ごらんのとおり、同じ量でも各社ずいぶんとことなります。

10㎎比較で先発薬と後発薬では2.5倍程度ことなることになります。

おなじ有効成分で、おなじ薬理作用を示すように作られた薬ですから、本来であればアモバン(ゾピクロン/ドパリール)のそれぞれは同じ効果を示すはずです。

しかし、患者さんのなかには先発薬でないとよくない、と感じる方もいるようです。

その多くはプラシーボ効果によるものだとは思うのですが、気になって眠れないのでしたら睡眠薬の意味がありませんので、先発薬を利用されれば良いと思います。

そのぶん高くなりますが。

アモバン(ゾピクロン/ドパリール)のジェネリックが効かないと感じる理由には、プラシーボの他にも、たとえば溶け方の違いだとか、添加された成分による苦味、味の違い。

それらの代謝時の不快感などを理由にするものが多いと思います。

また、血中濃度の違いがほとんどないように作られてはいますが、やはりどうしても違いは出てきます。

それらを気にする人はいるでしょう。

アレルギー体質などのある方でしたら、錠剤の成分によって何か弱いアレルギー反応が起きている可能性もありえます。

とりあえず、睡眠導入への効果が薄いなあ？

と気になるようでしたら、先発薬に換えてもらえばいいと思います。

よほど意固地なお医者さんでなければ変更してもらえるでしょう。