抗うつ薬中断症候群の症状と兆候 一覧表

抗うつ薬中断症候群の症状と兆候 一覧表

 

抗うつ薬中断症候群

抗うつ薬の中断、断薬、減量において生じる一連の症状について表にしてみました。

対象となっているのは

  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
  • 非定型抗うつ薬(ミルタザピン、トラゾドン、ベンラファキシン、デュロキセチンなど)
  • 三環系抗うつ薬
  • モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)

出典元はAmerican family physician / Antidepressant Discontinuation Syndrome

 

 

抗うつ薬中断症候群~症状と兆候の一覧表~

症状 SSRI 非定型
抗うつ薬
三環形
抗うつ薬
MAOI
悪夢
頭痛
不眠症
気分の落ち込み
アパシー
アカシジア
食欲障害
吐き気/嘔吐
かぜ様症状
めまい
不安
下痢
電気ショック感覚
感覚異常
腹部痙攣
腹痛
運動失調
立ちくらみ
パーキンソン症候群
震え
攪拌
攻撃性/神経過敏
ミオクローヌス
緊張病
せん妄
幻覚
妄想
痺れ
視界のぼやけ

 

 

抗うつ薬を6週間以上服用した患者の20%にはこれら症状が現れるといわれていますが、実際にはSSRIの一部(パロキセチンなど)では3週間程度で20%程度あらわれるような感じもしますので、ここらへんはその薬剤、個人の状態によってかわると思います。

大まかな参考として考えればいいのではないかと思われます。

また、症状それぞれでも特徴的なものがあり、電気ショックのような感覚に関しては、パロキセチンが突出して多いといわれています。

 

抗うつ薬中断症候群に備えて心の準備を

とりあえず、抗うつ薬をやめようとすれば、それなりに辛い思いをすることになるというのは、心構えをしておいた方がいいでしょう。

心構えがないと、いざその状態になったときに混乱してしまう可能性もあるわけで、そうなるとより一層離脱が難しくなってしまいます。

自分の感覚異常が離脱に伴うものなんだと理解すれば、まぁ・・・ちょっとは諦めて我慢できるかもしれません。

とりあえず、無理そうならもう一度ペースを落としてゆっくり抜いていけばいいんです。

無理をしないで、のんびり抜きましょう。(っていうか、なんでこんな危険なもんをドバドバと売ったんですか・・・重度の患者にならわかりますが・・・)

 

 

抗うつ薬中断症候群で勃起不全、射精時障害、性機能不全の可能性

なお、抗うつ薬中断症候群があまりにキツいと、勃起障害などの性機能不全に陥る可能性が指摘されているので要注意。

無理に断薬を強行するのは危険ですのでやめましょう。

徐々に、徐々に抜けばいいので、無理しないように。

のんびりやりましょう。

 

 

 

 

抗うつ薬中断症候群における離脱反応リスク、かつては0.2%とされてきた・・・

ちなみに、いまでこそ抗うつ薬中断症候群で離脱反応が生じるリスクは20%超、場合によっては50%超ともいわれる状況があたりまえになりましたが、過去にはたったの0.2%しか離脱反応は起きないと言われていた時代もありました。

この件で、2012年にはグラクソスミスクラインが販売促進のために違法に問題を過小評価していたとして約30億ドルの賠償支払いを行ったとのことです。

個人的には、ここまで問題を大きくしておいてたった30億ドルは低すぎるという認識ですが。。。