ステロイドの強さ一覧~からだの部位、炎症の程度で使い分けが必要~

ステロイドの強さ一覧

ステロイドの強さ一覧
Ⅰ Strongest (もっとも強い)
プロピオン酸クロベタゾール
デルモベート軟膏、デルモベートクリーム GSK
ソルベガ軟膏、ソルベガクリーム 久光
酢酸ジフロラゾン
ジフラール軟膏、ジフラールクリーム アステラス
ダイアコート軟膏、ダイアコートクリーム ファイザー
Ⅱ Very Strong (とっても強い)
フランカルボン酸モメタゾン フルメタ軟膏、フルメタクリーム、フルメタローション 塩野義
酪酸プロピオン酸ベタメタゾン アンテベート軟膏、アンテベートクリーム、アンテベートローション 鳥居
フルオシノニド
トプシム軟膏、トプシムクリーム 田辺
シマロン軟膏・クリームゲル テイコクメディック
ジプロピオン酸ベタメタゾン リンデロンDP軟膏、リンデロンDPクリーム 塩野義
ジフルプレドナード マイザー軟膏、マイザークリーム 田辺三菱
アムシノニド ビスダーム軟膏、ビスダームクリーム テイコクメディック
吉草酸ジフルコルトロン
ネリゾナ軟膏、ネリゾナクリーム インテンディス
テクスメテン軟膏、クリーム 佐藤
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン パンデル軟膏、パンデルクリーム 大正富山
Ⅲ Strong (強い)
プロピオン酸デプロドン エクラー軟膏、エクラークリーム 鳥居久光
プロピオン酸デキサメタゾン メサデルム軟膏、メサデルムクリーム 大鵬薬品
吉草酸デキサメタゾン
ザルックス軟膏、クリーム アボットジャパン
ボアラ軟膏、クリーム マルホ
ハルシノニド アドコルチン軟膏、クリーム 第一三共
吉草酸ベタメタゾン
リンデロンV軟膏、クリーム、ローション 塩野義
ベトネベート軟膏、クリーム 第一三共
トクダームテープ 大鵬薬品
プロピオン酸ベクロメタゾン プロパデルム軟膏、クリーム 協和
フルオシノロンアセトニド フルコート軟膏、クリーム、スプレー 田辺三菱
Ⅳ Medium (中間)
吉草酸・酢酸プレドニゾロン リドメックス軟膏、クリーム、ローション 興和
トリアムシノロンアセトニド
ケナコルトA軟膏、クリーム 第一三共
レダコート軟膏、クリーム アルフレッサファーマ
プロピオン酸アルクロメタゾン アルメタ軟膏 塩野義
酪酸クロベタゾン キンダベート軟膏 GSK
酪酸ヒドロコルチゾン ロコイド軟膏、クリーム 鳥居
Ⅴ Weak (弱い)
デキサメタゾン オイラゾンD軟膏 ノバルティス
プレドニゾロン プレドニゾロン軟膏、クリーム タツミ
フルドロキシコルチド ドレニゾンテープ 大日本住友

 

 

ステロイドの強さと使用部位・安全性の目安

 

以下は個人的な使用の目安です。

ステロイドの強さ 使用部位(成人) 使用部位(小児)
Ⅰ Strongest (もっとも強い)
手足、胴体など(ただし股間、脇下など皮膚の軟らかい部位を除く)
使用しない
Ⅱ Very Strong (とっても強い)
Ⅲ Strong (強い) 注意して使用
Ⅳ Medium (中間)
顔、首など軟らかい部位
できるかぎりMedium以下を使用
Ⅴ Weak (弱い)

 

 

アトピー性皮膚炎にステロイドを使用する日数

アトピー性皮膚炎の治療にステロイドを使用するときは、漫然と長期間にわたって使用しないように注意します。

まず、炎症の部位を確認します。

炎症の部位が手足などの皮膚の厚いところであれば、Strong以上のステロイドの使用が可能です。

次に炎症の程度を確認します。

じゅくじゅくとしているならばVery Strong以上を選択し、一日2~3回に分けて塗布、できるかぎり3~5日程度で炎症を抑えるようにします。(肌の色が赤みを帯びない状態にすることが目的です)

ある程度、炎症が改善したならば、一段階~二段階下のレベルのステロイドに使用を移行します。(個人的にはフルコートで始めてキンダベートに移行することが多いです。)

 

ステロイドとワセリンの併用

この際、保湿剤としてワセリンなどを使用しますが、人によってはそれらに含まれている微量の成分で炎症を悪化させ、逆に肌荒れする例もあるようです。(かくいう自分がそうです。)

こうした場合には精製方法に酸処理を伴わない、香料など無用な成分が一切含まれていない、高純度の白色ワセリンを使用することをお勧めします。


大洋製薬ワセリンHG

なお、唇などにリップクリームを使うよりも、ワセリンを塗るほうが実は肌には優しかったりします。

リップクリームには臭いや味などが添加されているため、人によっては肌荒れするためです。

 

 

 

 

 

肌がきれいになったあとのステロイドの使い方

肌が再生し、綺麗になってきても再発することがあるのがアトピー性皮膚炎です。

再発してきたら再度弱いステロイドを使用して炎症を抑えるか(リアクティブ療法)

もしくは再発する前にステロイドを使用して炎症を予防するか(プロアクティブ療法)

二つの対処方法がありますが、どちらを選択しても構わないと思います。

とりあえず、漫然と利用すると副腎によるステロイド生成を妨げることになりかねませんので、しっかりと計画を持ってステロイド外用剤は使用していくことが必要と考えます。