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ロルメタゼパム(エバミール)

ロルメタゼパム(エバミール)とは?

 

ロルメタゼパム(エバミール)とは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬のひとつ。

機能としては短時間作用型睡眠薬に分類されます。

ロルメタゼパム(エバミール)は中等度から重度の不眠症に適応される薬品です。

日本ではバイエル薬品よりエバミールの商品名で販売されているほか、あすか製薬、武田薬品工業よりロラメットの商品名で売られています。

 

ロルメタゼパム(エバミール)の副作用

 

ロルメタゼパムの副作用としては、重大な副作用としては依存症、刺激興奮、錯乱、呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシスなどがあります。

また、睡眠薬全般にいえることですが、ものわすれ、朦朧状態、食欲不振、気分の不調、吐き気、口の渇き、腹痛、脱力感、目、耳の変調、手足のしびれ、顔のむくみ、寝汗、白血球減少、赤血球減少、ヘモグロビン減少、排尿障害、疲労などが副作用としてあげられています。

また小児に対しての安全性は確立されていないとのこと。

妊娠中のベンゾジアゼピン系睡眠薬の利用は新生児に口唇裂、口蓋裂を起こす可能性が指摘されています。

授乳中も避けることが望ましいとされています。

 

ロルメタゼパムはベンゾジアゼピン系の睡眠薬であり、他のベンゾジアゼピン系睡眠薬と同様に不安解消効果もありますが、それゆえに副作用、離脱症状も現在主流の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べて厳しくなっています。

2017年3月には、厚生労働省より「重大な副作用」として、「連用により依存症を生じることがあること」「急激な量の減少によって離脱症状が生じるため徐々に減量すること」などを周知徹底するように通達がなされており、厳格な管理のもと利用することが大切です。